原田が私に言う。 「総司が生き返ったんだ。平助も生き返らせることはできねーのか?」 私は首を横に振った。 『平助は、歴史通り亡くなったから生き返らせる理由がない。』 原田は驚きの顔を見せて黙ってしまった。 永倉はいつも以上にデカイ声で言う。 「理由がなくちゃいけないのかよ!!」 私はうなずく。 永倉も原田と同じように黙ってしまった。 しばらく沈黙が続く。