ああもう……そんな無邪気な笑顔されちゃったら、ドキドキして海所じゃ無くなっちゃうじゃん!


常日頃笑顔の響市は、自分のスマイルがどれ程の威力を持ってるか全然分かってない。


私は赤い顔を見られたくなくて、肩より5cm位長い髪の毛で必死に隠した。


「そうだね……さすがに海水浴客はいないけど、静かな海もまた格別だよね」


「でも水着あったら泳ぎたかったかも。まだ頑張ればギリギリ泳げそうだし」


「アッハッハッハ!私もさっき同じ事考えたよ!北の方に住んでる人は、これ位平気なのかな?」


盛大に吹き出し、涙を拭う。