カサブランカにはなれない

大学1年生の夏だった。
私は、きちんとした彼氏というものが
初めてできたことがうれしかった。
もちろん高校時代のことなどは
誰にもいえずにいたが
きちんと自分のすべてを
理解してくれる人が
初めてできたような気がした。