スーパーはすぐ近くにあって私たちは歩いて向かった

その間に夕べの公園を見た

ここは会社から2駅も離れてる

どこをどうやって歩いて来たのかはわからない

「咲」

優しくそうよぶ声に自分が立ち止まっていたことを知った

「行こう?足、痛む」

渉は私の顔をのぞきこんだ

「大丈夫」

「はい。これ貸してあげる」

そういって自分の手を差し出した

私はその手を借りることにした

ゆっくり私のペースに合わせてくれている