「もっと上のクラスにいきたいなら期末テストで首位をとること」


「そしたら上のクラスにいけるんですか!?」


「誰よりも努力をしなければならないけどね。首位をとろうとしてる人はたくさんいる」




「私頑張ります」



「いけてもAクラスまでだけどね」



「なんでですか!?」


「SSくらいまでいくともう努力ではないんだ。素質なんだよ。頑張ったってなれるものじゃない」




「結局、最初から決まってたんですよね。何もかも。そんなのずるいです」



「あの子達は選ばれたんだ。運命に。それは過酷なもの。きっと君には背負いきれない」




「そう……ですか。私帰りますね。今日はありがとうございました」