友実はなにも言わずあたしを家まで連れて行ってくれた。 友実の家は暖かくて、友実の部屋につくなり 力なくその場に座りこんでしまった。 「はい、ココア…飲んで」 あたしに熱いくらいのココアを渡す。 受け取った瞬間にあたしの手にココアの熱さが広がる。 タオルケットを方に羽織って、小さく丸まるあたし。