「だから、あたしは愛菜に頑張って欲しいの!! 例え、叶わなくてももう、会えなくなるんだったら… 告白して…後悔しないようにって…」 友未の目から涙がこぼれた。 「…………」 何も言えなくなってしまった。 あたし達が通う桜ヶ丘学園は小学校から高校までエスカレーター式だから、 めったに転校する人なんていない。