先輩。







「え、いや、大丈夫ですよ?」



『いいよ、送る。女の子を一人で帰らすわけにはいかないしね。』



「分かりました。お願いします。」



「もしもし?来なくて大丈夫だよ。松栄先輩とゆっくりして。」



『そう?じゃあ気を付けてね。また明日。』



「うん。バイバイ。」



そう言って、お互いに切った。



「じゃあ、帰りましょうか。」



『ちょっと待って。上重さ、今日ホントは水族館行きたかったんじゃない?』



え!?
なんで分かったの!?



「なんで分かったんですか....?」



『ん?俺、エスパーだから。』



そう言うと、先輩はどや顔をした。
そんな先輩が面白くて私は笑った。