チャリ置き場につくと
大地は私を下ろした。
「重かったぁー。」
「はぁ!?失礼な!!」
「だってまぢなんだもん。」
ぢゃぁお姫様抱っこなんて
すんなよ。
とも言えず...
「後ろ!」
大地はチャリンコの荷台を
指差した。
「のーれ!」
そして乗った。
イケメンと二人乗り...
悪くないわ笑
大地がチャリンコを漕ぎ出すと
風がスーッと頬にあたった。
「気持ちい...」
「何々ぃ?もっと刺激与えてあげよっか?」
「いりませんっ!」
まったく、中2の男子っていったら変態な事しか考えてないんだから!
「ソラ!みて!」
大地の指差す方向には
綺麗で壮大な海だった。
「キレー...。」
「だろ?俺が女落とす時の絶景ポイント!」
今のは聞いていなかったことにしよう。

