〜15年後〜


「美華、行くぞ。」

「美華さん、お手をどうぞ」

「美華っ!速く行こう!」

「ちょい待たんかい。走ったら危ないやろ。大丈夫か?美華ちゃん」

「うるさいよ。美華、お前は俺と行くだろ?2人で。」

「美華、足元に気をつけろよ。」

「ふっ。愚民ども、美華は俺の嫁だ。気安く触れるな。」

「何バカなこと言ってるの?美華は僕のだよ。」





騒ぐ集団を置いて先を進む影。


これが波乱の始まり。