あと少し少し…



この時、由佳はやっと自分の気持ちに気付いた。



ああ.......これって恋??






その後はなかなか勉強に集中できないまま、勉強は終了して家へ帰った。



家に帰ると、久々にこんなに勉強したせいか、疲れがドッとでて、夕食をとる前にベットに寝っそべって、携帯をいじくっていた。


由佳の中学からの親友、加奈にメールを送った。


『加奈!私ヤバイかも>ω< 恋しちゃったかも〜!!!』


早く誰かにこの気持ちを伝えたかった。

だってだってこれが由佳の初恋だからだ。

周りの友達の初恋は幼稚園とかだけど、由佳はその頃好きな男の子がいた記憶が無い。もちろん小学校も。


皆が言っていた恋がどんなものかずっと知りたかった。

皆が言っていた愛がどんなものかずっと知りたかった。



由佳の携帯のバイブが鳴る。


『まじでか〜!?誰だよ!教えろよお〜(・∀・)ッてかこれ由佳の初恋じゃない?』

『えへへ〜(つω`)塾の人なんだあッ★初恋だよ!すごいだろ〜』

『塾の人なんだ〜。由佳あれほど塾行くの嫌がってたけど、行って良かったねん^ω^ 初恋くらいで自慢すんな!笑』

『うん♪これから塾行くのが楽しみだよ〜!』


何回か加奈とメールをしていたら、いつの間にか由佳は寝ていた。