その後のことは思い出せない。

なぜか私は涼ちゃんの部屋にいた。

部屋にいるのは

涼ちゃん…

涼ちゃん…

私の涼ちゃん…

私の視線に気づくと、涼ちゃんは私を押し倒した。

「なつみ…」

そう囁いて私を抱きしめる。

「涼ちゃん…」

目頭が熱い。

頬が濡れてしまった。

涼ちゃん…好きだよ。

ゆっくりと見つめ合い、そのままキスをする。

「んっ…」

唇を離すと、私は涼ちゃんの首を思いっきりしめた。

「ぐぅ…っ…」

苦しそうにする涼ちゃん…

苦しそうだけど、嬉しそう。

昔もこうやって遊んだよね。

「な…つみ…」

名前を呼ばれたので手を離した。

「なあに?」

「もっとやって…」

そうねだる涼ちゃんの上に乗ると

私は涼ちゃんのお腹をおもいきり蹴りつけた。

「ぅっ…いいよっ…」

涼ちゃんは世に言うM

傷つけられることで愛を感じる。

私は傷つけることで愛を感じる。

「涼ちゃん…愛してるよ。」

そういってもう一度腹を蹴飛ばした。