魅力な君色。



「そういや、さっき聞こうと思ったんだけどね?」



朝食を食べていたあたしに、お母さんが話しかける。

『?・・何?』







「初音ってカレシいるの?」

『ぶッ』


思わず口にしていた飲み物を吐き出してしまった。

「初音汚~い。で?どうなの??」


『なんで急に・・・』

タイミング良すぎでしょ・・・。


「え~・・・。だってねぇ?瞼腫れてるし。何か悩んでるのかなぁって?お母さん心配しちゃって・・・」