―――――――― ―――――・・・ コンコンッ・・・ 部活も終わり、日が暮れてきた頃。 俺はいつものようにボールを磨いていた。 修司は今日は何やら見たいテレビがあるとか言って、先に帰っていった。 だが修司の事だから忘れ物でもしたのかと、俺は相手も確認せずに返事をした。 暫くしてドアを開ける音と共に「し・・・失礼します。」と遠慮がちな声が聞こえて、俺は初めて顔を上げた。 って・・・ 確か・・・コイツ