『はぁ・・・。』 あたしがため息をついているのに対して、後ろにいるクラスメイトのまどかと未咲 奈央に啓十、そして直輝はニコニコ笑顔。 「頑張ってこーい♪」 そう言って未咲はあたしの背中を叩いた。 『いだッ・・・』 背中を摩りながら涙ぐむあたしを、勿論未咲は完全無視。 啓十と直輝は男子バスケ部で、この時間帯だと高橋先輩は部室でボール磨きをしているとの情報。 そのためあらしは今男子バスケット部の部室へ向かっている。