秘密の部屋

苺ちゃんがいなかったら誰も話しかけて
くれることはなかったと思う。


だからすごく苺ちゃんに感謝している。

あの人またあそこにいるかなぁ。

苺ちゃんならなんか知っているかもしれない!
そぉおもって聞いてみることにした。


「まいちゃん!」

「どうしたの?」

「奏汰厚って人知ってる?」

苺ちゃんは目を輝かせて私を見た。

「知ってるもなにも!あの人超有名だよ!
 まさからん知らなかったの?」

はい…
そのまさかでごさいます…

「……。」

「らん…少しは興味を持ちなさい。」

「はーい!」

「奏汰厚はね、1年3組だよ。うーん謎に包まれた
 人だからなー。」

謎に包まれた人?

「まぁとにかくイケメンね、ファンクラブあるくらいだから。」

なんだかすごい人だけど、クラスが分かったから
まずはいいとしよう。