「わぁ・・・広い―!」


「すごいねー」

私は美咲と一緒に口をあけながら
体育館を見渡していた。

すると、突然後ろから
話しかけられた。


「ねぇ。」



「「はっ!?」」


美咲と一緒に振り返ると
そこには2人の男の人が立っていた。



「クスクス・・・おもしろい子たちだね。」


「君たち1年だろ??」


「はぃ・・・」


「俺は2年の日比谷 零(ひびや ぜろ)
こいつは俺と同じ学年の篠 冬真 
(しの とうま)」

「よろしくー♪」


「よろしくお願いします・・・」


どうやら先輩らしい・・・

日比谷先輩は
金髪で、笑うとすごくかっこいい


篠先輩は
茶髪で一見チャラそうにみえるが
そうでもない・・・かな??


「君たち今から入学式だからあっちに座らないといけないんだよ。」


日比谷先輩はそう言いながらいすが並んでる方向を指差した。


「どうもご親切に、ありがとうございます。」


「ニコッ!いいって別に」


またね、といって
先輩たちは戻って行った。