君のためなら命令でも・・・

「うそ!陽悠と2人で行くの!?」



「なんだよ。別にどうでもいいだろ。」



やっとで2人が口をきいたのが
この言葉だった。


愛莉好と陽悠が言い合っていると
クラスの女子が愛莉好に

「ねぇ、そんなに嫌なら私たちが行くよ!」


「そうよ。私たち内城君と仲良くなりたいし。ね?」


と、言ってきた。


愛莉好は考え込んで、うん。と言おうとすると
陽悠が愛莉好の手をつかんで行くぞといい
引っ張っていく。


そして、後ろを向き女子たちに


「これ、委員長の仕事だし。それに俺こいつとしか行く気ないから。」


そう言うと
にこっと笑うと
じゃあね。と言って
教室を出た。