君のためなら命令でも・・・

愛莉好が陽悠の事を
考えているうちに
もう放課後がきてしまった。


皆は帰る準備をしている。



愛莉好も陽悠も
一言も喋らず
帰る準備をしていた。



そのとき先生が
息切れをしながら
教室のドアを開け
きょろきょろと見わたし
私たちを見つけると
急ぎ足でむかってきた。


「あー!良かった。2人に言い忘れてた事があるから急いでたんだ。明後日お楽しみ会やるから必要なもの買いに行ってきてくれ。なんでも好きなの買ってきていい。はい、これお金ね。」


先生はそう言って1万円を渡してからまた急ぎ足で出て行った。