君のためなら命令でも・・・

しばらく沈黙が続き
2人は黙ってにらみ合っている。


最初に沈黙を破ったのは
零先輩だった。


「まぁ・・・そこは置いといてさ。陽悠君って愛莉好の何?彼氏?」



急に話が変わってびっくりしたのは
私だった。


陽悠が彼氏??
そんなわけない。

正直な話
奴隷って言われてるから。


「別に・・・。でも、こいつは俺のだから。」



「やっぱり付き合ってんの?」



陽悠がハッキリしないので
今度は私が訳を話した。


「いえ。付き合ってません。ただ・・・権力でおさえつけられてるって言うか。」



「何それ。ある意味奴隷みたいな?それともメイド?」



「あぁ、もう。面倒くさいな。そーだよ。こいつは俺の奴隷なの。」