君のためなら命令でも・・・

「そうなんだ。そいつの名前は?」


「内」

ばっ!

答えようとしたら
後ろから腕を誰かにひっぱられ
私はその人の腕の中に
すっぽりはいってしまった。


すぐに後ろを振り返ると
そこには陽悠がいた。


「1年1組 内城陽悠。よろしく!」


陽悠は挨拶をしても
腕で私の体ガッチリとを
包んで離さない。