理事長やってマス!!!



✩「仲間と絆」




両親が死んでから1週間。
ベッドで泣きまくる日々ー・・・。

「お母さん、お父さんッッ・・・。 ヒッ、ヒック・・・う。。。」
声を絞め殺して泣く。

もう、家では1人。
なのに、声を出さずに泣いている。

現実から逃げようとしているのか
1週間何も食べず、水を飲むだけ。

寝てもいないから、余計に目が腫れている。

「もぅ、死んでしまおうか・・・??」

そんな言葉を発した時、
《プルルルルルルルル、プルルルルルルルル》

あたしのケータイが鳴る。

とっさに体が反応して出てしまった。

あっ・・・、と思ったときはすでに手遅れだった。

『・・・誰ですか??』
『あっ、姉さんッッ!!! やっと出てくれましたねww』

そこには、美紀とチームメイトが数人いると思われる。
『・・・美紀????』
『はぃ。そうっすょ!!! 姉さんらしくなぃっすね??』

『あたしらしくなぃ・・・??』
【あたしらしさ】なんて、もぅとっくに捨てたけどな・・・。

『はぃ。 うちらにとっての姉さんは勇気に満ち溢れ、ギラギラと太陽が似合う姉さんです!!!
そんな姉さんは嫌ですょ!!?』

あぁー。。。 そんなあたしらしさ・・・って事ね。。。

そうだょね。 お母さん達が悲しむか・・・。
ちょっと、あたしは立ち直れた気がする。

『アハハッ。 そうだょ、そうだね。 ありがとぅ、みんな!!!
 あたし、頑張るわ。』

『姉さんッッ!!! ・・・・・・。』
ん??? 

どうしたんだろ??
『どうしたのょ??』
『うっ、ウゥゥゥゥゥ・・・あ、ねサァン!!!』

な、泣いてる!??
ふふッッ。

『ありがとぅ。。。』
『はぃ!!! もちろんですょ!!!』

みんな、本当にありがとぅ。
これから、頑張るよ。 あたし・・・。
だから・・・
『あのさ、ひとつ我が儘いい???』
『なんでしょぅ!??』

『あたし、これから頑張る!!!
だから・・・、チームを一旦やめるッッ!!!』

そぅ、これがいいんだと思う。
これからバイトとかしなくちゃいけないもんね・・・♪

『いいかな???? 総長命令として聞いてくれなぃ??』
『・・・[命令は絶対聞く]ですもんね???
 いいですょ!!! これから、現実ときちんと向き合ってください!!!
 だから・・・、わたしたちも頑張りますから!!!』

『・・・!!! ありがとぅ、ほんとにだいすきだょ。
 みんなを誇りに思う。
 今まで、ありがとう。 じゃぁね。』
『はい!!! うちらも、姉さんを誇りに思います!!! 
“さようなら”は一旦。。。
さようなら~~~~~~~~!!!!!!』

『うん。 ばいばい。』

ピッ。

通話をやめた。
ほんとにみんなありがとぅ。

あたしは勇気をもらった。
だから、頑張れるよ!!!