「こんにちは、雄祐先輩。」 「その本また片付けるの?」 あたしが手に持っている本を見ながら聞いてくる先輩。 「はい。先生にまた雑用頼まれたんで。」 カフェオレつきでね。 「手伝う。」 「えっ、いいですよ、そんなの先輩に悪いし。」 この前もちょっとだけ手伝ってもらったのに。