「じゃ、決まり。ちょっと急ぐぞ。」 返事をする間もなく腕を掴んで走り出した。 急ぐって...走るってことーーー!? あたしたちは止まることなくずっと走り続けた。 でも、そろそろ限界になってきたあたし。 「雄祐...はぁ、はぁ....」 「わりぃ。でももう少しで着くから。」 はぁ、はぁ。 もう少しって言葉に頑張れる気はしたけど...やっぱり限界にちかいかも。 「ついた。」 「はぁはぁはぁ。」