「お姉ちゃんごめんなさい。」 ぶつかった方を見ると小さい男の子がいた。 「あたしは大丈夫。けがなかった?」 「うん。」 聞くと笑顔で答えてくれた。 「ねぇ、お姉ちゃん。」 男の子があたしの服を掴んだ。 「どうしたの?」 「僕のママはー?」 ママー?.....てことは。 「ママとはぐれちゃったの?」 ーコクンー 首を縦にふってうなずいた。