先輩、絶対分かってるくせに。 「怖くないですよ?」 それでも強がってるあたしってやっぱりかわいくない。 『ドンっ!』 ぎゅっー テレビに視線を戻すと、運良くテレビはもっとも怖いシーンで、反射的に先輩に抱きついてしまった。 「あっ、ごめんなさい。」 一旦先輩から離れる。 「(笑)唯風怖いんだろ?」 うっ.......... 「怖い.....です....」