まっすぐなキミにまっすぐな愛を。





ピーンポーン♪


ガチャ…

「おはよー!

いきなりごめんね!」



朝から元気な玲佳先輩。


ワンピースにカーディガン。

…丈みじかっ!


でもやっぱりオシャレだ。
寒そうだけど。


「汚いですけど…いらっしゃいです。」



「お邪魔しまーす。」



リビングまで案内してあったかい紅茶を淹れて戻った。



「どうぞ…。」


「ありがとー。

…で、なぎちゃん。
あたしに相談したいことない?」


さっきまでのニコニコ笑顔を消して真顔で聞いてきた。



…え?


そりゃ相談したいことなんてたくさんある。

あるけど…

なんで玲佳先輩がそれを?




「…どうしてですか…?」



あたしが聞くとソファーから身を乗り出して絨毯に座ってるあたしの頭を撫でた。




「わかるわよ。あたしをナメちゃいけないわー。

立石くんとなぎちゃんがよそよそしいのなんて最近の話題だし、それに麻美ちゃんと涼雅くんとの不仲も有名ね。


…それになぎちゃん
こんなに参ってるじゃない。」