「期待して…良いですよ?
好きです、先輩。
好きすぎて、先輩に触れたくてしょうがないんです。
こんなあたしでも良いですか…?
…きゃッ」
勢いよく振り返った先輩。
鼻ぶつけそうになったじゃないですか!
そんなことはお構いなし。
まっすぐに見つめられてやっぱり高鳴る鼓動。
恥ずかしいやらドキドキやらで
もういっぱいいっぱいだけど
慎重に口を開いた。
「先輩の彼女にして下さい…。」
「………幻聴ではないよな?
本当か…?」
「ほんと、です。
ダメ…ですか?」
こんなあたしに引いっちゃった…?
先輩を見ていられずに
若干涙目になりながら俯く。
その瞬間ふわっと包まれた身体。
ん…
先輩のあったかさだ…。

