「…あのね、皐月、あたし達は…」
「知ってるよ、さっき親父に聞いた。」
「……へ?」
2人にしてもらって話し出したのに初っ端から挫かれたし。
「親父が…全部話してくれた。なぎさが姉ちゃんだってことも。」
俺の気持ちは知らなかったからな…と苦笑いで言う皐月に胸が痛む。
「ごめん…あんなこと言ってごめん……。だから皐月、ちゃんと言うよ。」
「…うん。」
「皐月はあたしの大事な友達で…弟で。あたしには先輩がいる。
…だからごめんなさい。皐月の気持ちには応えられない。」
…言えた。
皐月に言おうとずっと考えてたこと、とりあえずこれだけは言えたよ…。
「…うん、わかってた、サンキュー。」
その笑顔がホンモノだとは思わないけど、皐月の気持ちを踏みにじりたくなかった。
「これからは姉弟だな!なぎさ姉ちゃん!!」
「うぉっ…キモイ…かも…。」
「ひっでー!!笑」
ふざけて、ゲラゲラ笑って、
これがあたし達にはちょうどいい距離。
これからもよろしくね…皐月。
「大好き、皐月。」

