「また…明日にしよ、作戦。」
決定事項。
ごめんね、なぎさ。
あの場所は、1人で確かめたいの。
「…え?いいの?明日で。」
「うん、涼雅が学校に来たら考えよ。」
結局は、あたしとなぎさの問題だから、あとの3人が異論を唱えることも無くてあっさり解散した。
いるかな、涼雅。
あたしの勘があってるならあそこ。
あたしと涼雅の想いが深すぎる場所。
解散して、もちろん先輩はなぎさを送って。
皐月と弗宇田が送ると言ってくれたのを断ってみんなとは別の方向に歩き出した。
…いたら、いなかったらどうこうとかいう問題じゃない。
いなかったら、怒りは悲しみに変わる。
きっと…
あたしと涼雅はそこで終わり。

