まっすぐなキミにまっすぐな愛を。






今日の麻美と涼ちゃんはまるで腫れ物に触るようにあたしに接した。



確かに、あたしは弱ってる…ていうか


ぬけがらかもね。



でも、それでも2人以外には気づかれなかったのに。



いつも一緒にいる2人にはどうしてもばれちゃう。



涼ちゃんが一言だけ言ってた。



小さな声でポツリ。



「大丈夫か。」



って。




多分、たくさんの意味が込められてた。



でも、あたしはそれを聞こえないふりした。



だって…



大丈夫なんかじゃなかったから。





あたしの世界は…


もう白黒なんだ。



色が…無いように見えた、





今見えてるのが


テレビの中の画面みたいに思えた。