「なぎさ…何でまた?」
カーテンからひょっこり覗いた2人。
いきなりあんなになってそりゃ驚くよね…。
ずっと、あんなこと無くなってたのに。
「……。」
でも、理由話せないよ。
先輩に…知られたくない。
あんな過去知ったらどう思うのかな。
涼ちゃんと麻美は知ってる。
だけど先輩には…軽蔑されたくない…。
今日は2人とパーティーするはずだったから、そのときに言おう…。
結局何も言わずにベッドに座った先輩にしがみついていた。
迷惑かけてる。
あたし…重い。
先輩もいつか嫌になるに決まってるのに
放課後までどうしても離れられなかった。

