つーかなんで麻美に怒られなきゃいけないんだよー。


麻美は立ち上がりそうな勢いであたしに迫ってくる。



いや、顔近いし。


恐すぎるし。



まー受け入れてくれる涼ちゃんがいて良かったね…。



幼なじみだけど尊敬するよ。





「そーいえば先輩はなぎさの誕生日知ってるの?」




「あー…言ってないや。

予定入ってたらやだなー。」




「もうっなぎさは本当そんなのんきでーっ」




ため息ついた麻美はあたしをおいて涼ちゃんのところに言ってしまった。



あーぁ、あたし1人じゃん。



裏切り者。



ヒマだしなー…

いきなり思いたち後ろへ振り向くといつかのA君が。



急に視界に入ってきたあたしに心底びっくりしている。


ニコッと笑いかけて話しかける。


「ねーねー…暇だから話そー?」