近くにあるマクドナルドは、なぜか三階まである。
俺は鬼丸先輩をしばらく探し回って、ウロウロしていたが、とんとんと肩を叩かれた。
振り向くと、さっきと変わらないムスッとした表情の鬼丸先輩が立っていた。

「三階に席、とってあるから」

ズンズンと階段を進む鬼丸先輩に、黙ってついて行く。
なぜだろう、俺がまるで勇者パーティーの賢者みたいな感じだ。