文系タイガー&不良オーガ

しばらくすると、奈月先輩が食べ終わって、部室からさっさと出て行ってしまった。
俺と鬼丸先輩が取り残され、なんだか少し気まずい感じだ。

「ねえ、虎」
「は、はい!?」

急にあだ名で呼ばれ、驚いてしまう。
鬼丸先輩も少し驚いたが、すぐに息を吐いて言葉を続けた。

「二人きり……ってゆうの? その時だけでいいんだけど、その、あだ名で呼んでもいい?」
「は、はい?」