四時間の授業を終わらせ、俺はチャイムと同時に教室から飛び出していく。
いつもなら体育館に向かうが、今日は違う。

「昼だーハイダラー」

などとゆう声を無視して、俺はすぐに三階に上がり、二年の教室を覗いていく。
理由は単純。
鬼丸先輩が二年生なのは知っていたが、どのクラスか聞くのを忘れていたのだ。