文系タイガー&不良オーガ

「ああ、あの部長がプロの小説家の」
「はい」

プロの小説家、多分俺の数少ない友人である蜂谷のことだろう。
純愛小説家として輝かしくデビューした彼女の指導は、まさしく超一流だが、あまりの厳しさにやめていく部員が急増し、今は俺だけが彼女の指導をスルーしてパソコン室を占領しながら小説を書いている。

「大変じゃないのか?」
「まあ、はい……」