文系タイガー&不良オーガ

肉まんを二つ持ち、鬼丸先輩が外に出てきた。
白い煙をたなびかせながら、俺は先輩と並んで歩いていく。
しばらくした時、先輩が俺に肉まんを差し出してきた。

「それ……」
「お前のだよ」

ありがたく受け取り、俺は味わって食べる。

「そういえば、お前何か部活やってないの?」
「ごくっ。いえ、潰れかけの文芸部をやってますよ」

流石に食べながらは失礼なので、きちんと飲み込んでから喋る。