文系タイガー&不良オーガ

「なかなか可愛いらしいし、アレなんだってか……」
「え?」
「お前知らないのか? 不良オーガ、エンコーしてんだぜ」

一瞬、呆けたが俺はすぐに頭を振る。
鬼丸先輩は確かに不良かもしれない。
だが、そんな根も葉もない噂を信じる彼に、明確な、殺意に似たような敵意を出してしまう。

「まだ知り合ったばっかだからわかんないけど、鬼丸先輩はそんなことしない」