月曜日。朝の五時。
とりあえず高校に行かなければ。
そう思って下に降り、昨日作って残しておいたカレーを鍋に冷やご飯を入れて煮始める。

「弁当は……買うか」

工場勤めの刺したくなる程度のイケメンな親友ならいるが、弁当を作ってくれる可愛い幼なじみなどはいない。
かといって朝から弁当を作る程元気はない。