文系タイガー&不良オーガ

とりあえず暖まった自室で着替えてから、下の階に降りる。
義父も義母もどうやら仕事にいったらしい。
いつもと変わらず、飯を食べる机には、五千円札二枚と義父の料理と手紙が置かれていた。

【父さんは事件の聞き込みでしばらくの間、朝早くから仕事です。母さんも外国への出張でニ週間はいません。無駄遣いしないと思いますが、このお金でやりくりしなさい】

「言われなくてもわかってるっつーの」

手紙を破り捨て、紙皿に乗った冷えたチャーハンをゴミ箱に捨ててから、五千円札を財布に入れた。