……なんだ、夢だったのか。
俺は布団からのそのそと起きあがる。

時計を確認すると、朝の七時。

休日だというのに、早く起きすぎた。
それもこれもあんな夢を見たせいだな、うん。

「うっ……くぁあああ……」

身体を伸ばして、布団にくるまりながら部屋のストーブを点ける。