「あ、もうこんな時間か……。私、バイトあるから行くわ」 「あ、それじゃ……」 俺は手を振って、鬼丸先輩を見送った。 携帯電話を確認すると、もう夜中の八時五分前だ。 何時間話してたんだ? そんなことを思いつつ、俺も雪の降る夜の町に飛び出した。