「好きな人?画面の中にならいっぱいいるけど?」

唯一の友達である、中川麗奈からの質問にそう答える。

中学生から多くなる話題が、恋について。

そして麗奈はまたか、といわんばかりにいった。

「またそーやって!いつも画面の中じゃんっ
そんなこと言ってると彼氏できないよ?」

「ん、別にそれでいいけど…」

私に、好きな人というものがいないわけではない。

アニメが好きな私。好きな人は画面の中という、

一方的な愛があるのと同時に

リアルでも好きな人は、いる…

でもそれは叶わない。

から心のすみにおいてある。

できることなら付き合いたい。

だけど彼の彼女という席は既にうまってる。

私はその席に座ることはできない。




これは本当にある、
現実世界での私の物語。

進行形の、恋のお話。