あれは2002年の秋だった。

4年という長すぎた春にピリオドをうつことになったのは…。
彼とは結婚をすることになっていたのだが、人生とはいろいろ
で思ってもいなかった終わりがやってきたのだ。


つらかった。

本当に苦しかった。

『心』が痛かった。

なのに私は一言も反論せず彼の出した答えに『わかった』と
返事をした。


だって私は誰が見ても明るく元気で強いんだから…。


だから失恋して泣き喚いて『いやだぁ!!!!!!!』って
言うキャラじゃない。

家族の前でも、
同じ職場の同僚の前でも、
友人の前でも、

決して凹んだ姿は見せなかった。


いや、見せられなかった。
だって私は強いんだから…。

本当は…
『心』が泣いているのに。