真人~side~

冬休みに入り、クリスマスもうじき、俺は今、真美と図書館にいる

「真人く~ん!もうすぐクリスマスだね♪クリスマスデートしよ!」

本当は家でクリスマスパーティーをしたいんだが、嫌という一言を言ったらあいつの機嫌がやばくなる

「お!いいね。どこいくかとかは真美考えてくれね?」

「わかった♪」

「もうこんな時間だ帰るか」

「そうだね」

そして俺は家に帰ろうと歩いたそのとき

~~~♪

電話だって勇希じゃねえか

「もしもし?勇希?」

「今ヒマ?いつもの公園に来てくれね?」

「おう、わかった」

なんだろう・・・。

「お!勇希」

「よ。ごめんな急に呼び出しちゃって」

「いや、大丈夫」

「やっぱり、普通、好きな彼女といたら、楽しそうなのにお前、楽しそうじゃない。なんか訳があるんだろ?言ってくれよ。一人で抱え込むなよ」

「俺は真美といて楽しいんだ」

「嘘つくな!いい加減目を覚ませよ!おい!」

なんだよ・・・

「わかった。俺は真美が嫌いだ。麻奈が好きなんだ。」

「じゃあ、なんで嫌いな真美と?」

「文化祭の時真美に告られたんだ。ごめんと言おうとしたら、真美のやついいって言わないと麻奈をいじめるってさ、真美っていじめるとやばいらしいからこうやるしかねーんだよ」

「そうか・・・。それで正しいと思ってるのか?」

「あぁ」

「俺は違うと思うそんなの麻奈のためじゃない逆に傷つけてる。」

「じゃあ、どうすればいいんだよ!」

「裏で守るんじゃないで、麻奈を真正面から守れよ!お前。男だろ?」

そのとき、俺はいらっとしたなんで勇希にいわれなきゃいけないんだってでも、あいつの言ってることが正しいのかもしれない

「そうだな。俺何考えてたんだろうありがとな」

「そうか、ならよかったよ。」

「じゃあな!」