いいわけない・・・。
でも、あたしたちは親友の彼氏と彼女の親友。
それだけの関係でなくてはならない。
たとえ、そこに一方的な想いがあったとしても。
「イヤっ」
キスしようとした司馬をあたしは拒んだ。
これ以上、誰も傷つけたくない。
誰も失いたくない。
「・・・今日のこと忘れて。麻姫にも言わないで」
精一杯のあたしの理性。
それでも、あなたは許してくれないんだね。
「忘れないから」
そう言って、あたしの唇にキスをした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…