「・・・司馬」



「黙っとけ」



沈黙が続く。


連れてこられたのは、保健室。

先生はちょうどいないようだった。


「とりあえず、服着ろよ」


「あ、うん・・・」


シャーっとカーテンで区切られたベッド。

あたしは震える手で、下着をつけた。



「し、司馬っ」


カーテン越しに司馬に声をかける。

「ん?」


「シャツね、破れて着れない・・・」



「待ってろ」