一週間後。

夏休みに入った。

それまでの一週間は、

学校で恵介が話しかけてくるようになり

メールもぼちぼちして。

あいみは、あたしが恵介に

恋愛感情がないと判断したのか

恵介と話しても別に何も言わず、

3人で話すことが多くなった。

夏休み初日、

恵介がどーせ暇なら弾けよう!

とかリア充発言をし、

今夜人生初めてのクラブに行くことになった。



駅で待ち合わせをしてると、

遠くからでもわかる、

盛り盛りのギラギラしたギャルが

こっちに向ってきた。

あいみだ…

昨日の学校帰りに美容室に行き、

もはや白に近い金髪にしてきたのだった。

ユ「………、」

あ「ユマたん!おまたせ☆」

あ「あっ、絶句してる(((o(*゚▽゚*)o)))どう?どう?可愛いでしょ?」

ユ「いや似合ってるけど…その色は絶句するわ…」

あ「えへ☆もう!可愛いゆってよぉ☆」

ユ「ぁあ…可愛い…可愛い。」


『わっ!!!なにそのかみ!』


ビクっとして声のするほうを向くと

恵介だった。

あ「夏休みだから弾けてみた☆可愛いでしょぉ?☆」

ケ「可愛いー!!あいみちゃんイケイケだねー☆いいねー!夏だね!」

いいんだ…!

ケースケはケースケで

スケーターみたいな格好してきた。

なんかすごく自分が地味な気がしてきて、

自信がなくなった。

あ「えー!ケースケくんも超いいね!☆超かっこいい♡♡」

け「えー//そう?笑 なんかちょっと照れる笑」


あーなんかどーしよ、

クラブってやっぱイケイケの集まり?

地味なあたしが行くとこじゃない?


あ・け『ユマちゃん、たん、いくよー!!!』


んーと色々考えてると、

2人に置いてけぼりになった。

ひとまずついて行くしかなかった。