フレンチクルーラー

電車に乗ると、

この時間帯のせいか人はまばらだった。

あたしは、座ることなくドア付近に立って外を眺めた。

人生イージーモードの

恵介にも悩みがあること。

あたしは、モテなくて悩んでること。

恵介の悩みは羨ましいものだけど、

恵介の素直さを考えると

すこし複雑だった。

あたしも可愛くてモテたら

どんなにいいことか!

毎日メイクして、髪に肌に体型に

毎日小さいながらの努力をしているのに。

そんなことを考えてると、

携帯のバイブが鳴った。

あいみからだ。

__ケースケくんから、ユマのアドレス聞かれたんだけど?!
なにがあったの?!!(◎_◎;)


えー恵介なんだよ。

イジメられるとかそんな人生望んでないんだけど…

__帰りに合ってあいみの友達でしょ?ってことで話しただけよー(~_~;)

送信。なんとなく嫌な感じ。

いや、結構嫌だ!


ヴヴヴ


__なんだ!そーゆうこと!まぁ教えとくね!(((o(*゚▽゚*)o)))
でも、あいが狙ってるんだから取らないでよ( ̄^ ̄)ゞ


取るか!

相手にされんがな!

つっこみたいのを我慢しながら返信した。


__狙ってないから大丈夫~(~_~;)



なんだよ!もう!

恵介のファンクラブはすごく怖い。

イケイケ女子だから、

呼び出したりも普通にする奴らだ。

ビビりのあたしにはすごく怖い。

恵介にちょっとイラっとしてると、

本人からメールがきた。

__恵介です!お疲れ様☆
今度遊びいかない?
ヤスさんのダンス見に行こうよ!

こいつなんだろ。

人の気も知らないで。


__お疲れ様~まだイジメられたくないゆったのに笑
時間あったらね~


そう返信だけして、携帯をカバンに入れて家に向かった。



家につくと、母親が珍しく居た。

「あら、どーしたの?早かったわね。」

ユ「サボり。寝る。」


「またサボったの?!留年だけはやめてよ!」

ユ「へ~い。」


あたしはそんなにバカじゃないわ

ちゃんと考えてサボってるわ~

まったく。

今日はいろんな人と

話して疲れた私はすぐに

眠りに落ちた。